表紙を見るたんびに「この人たち誰!?」って思う。
そんな10巻は、7SEEDSのプロジェクトとは別に地下シェルターで生きていた人たちの話です。
秋チームと春チームが見つけた地下シェルター。
そこで見つけた一体のミイラの死体と一冊の日記。
そこに書かれていたのは…シェルターで暮らした人々の生活と最期の瞬間だった。
シェルター編の主人公は、芸人の「ピート兄弟」のマークですね!
腹話術を使って陽気な芸人を演じてるけどホントは…?
その他、歌手のマリアさん、DJのカガミさん、プロ野球選手の火野さん、映像係サルワタリさん、所長(役の役者)織田さん、漫画家坂田さん。
そして、貴士さんとその奥さん。
みんながシェルターで生きる人たちのために、自分たちのできることを最期の瞬間までやり遂げるんです!
シェルター内で、浸水事故が起きた時貴士さんの奥さんが自分を犠牲にしてまで他の人たちを助けたんです。
けど、結局食糧が足りなくなり人間の間引きをすることに…。
それをするしかない。…わかっていても、やっぱりつらいですね。
でも問題はそれで終わらなかったわけです。
謎の感染ウイルスが発生!
全滅するシェルターなら、未来でこのウイルスが漏れないように…。
貴士さんもこの時シェルターから逃げだした政治家を捕まえて一緒に死にます。
絶対にウイルスを漏らさないために!
飛び降りながら、花や安居、涼を心配をするんです。
「1日でも長く生きろ」…貴士さんがやってきたことが正しいかわ、わかんない。
でも、未来のため貴士さんは自分の信念を守りきったことに敬意を表したいです。
一方シェルター。
火野さんと所長は、感染者の最期を看取り、坂田さんは漫画を描き続けてくれました。
マークがみんなのところを回って「おつかれさまでした」って言うんです。
今までシェルター内の人たちに希望を与え続けた、お礼を…。
マリアさんは自分の歌で。カガミさんはハーモニカで。
残った人たちを冷凍庫に誘導して、ウイルスを永久冷凍することに。
サルワタリさんはシェルター内の電源をすべて落として…。
最期にマークもすべての電源を切って自分で自分のけりをつけました。
マークの言葉がすごく印象的でした!
笑ってた、大切な人と一緒の時間を過ごせた。
それはとっても幸せなことで、最期がどうあってもそれは不幸だったわけじゃない。
幸せだった、不幸だったは誰が決めるんじゃなくて自分が決めることなんだね。
そう!
主要キャラだけじゃなくて何気ないサブキャラにも気持ちが向くのはキャラがちゃんと立ってるってことですよね!
いらない人が絶対いない。すごいです!
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