『
日出処の天子(ひいづるところのてんし)』文庫版1~2巻、4~7巻(完)
三巻がない!!!けど、読めました!
最初は、絵がウチ好みじゃないからなぁ。名前が長いし難しいし・・・・とか思ってたんだけどストーリーにハマったら最後まで一気に読めました!!!
絵が、すごいんだよねぇ。仏とか天女とか綺麗だなぁって思う!
ストーリー
厩戸の王子(聖徳太子)と蘇我毛人(蘇我蝦夷)を中心に、王子の少年期から摂政になるまで。
しかも王子が天才・超能力者。同性愛者として描く斬新さをもってる!
聖徳太子、10人の人の話を同時に聞き分ける。くらいしかあと十七条憲法・冠位十二階か・・・。
そんなもんだから先入観なしで聖徳太子の新しいイメージが入って楽しかったです!
聖徳太子が超能力者ってのが斬新ー!
厩戸(うまやど)なんて読めないよね・・・。毛人(えみし)も難しいわぁ。
厩戸の王子は不思議な力のせいで母親に恐れられて愛されなくて、それで人に拒絶される事に敏感で。
そんなときに毛人と出会って、毛人にも自覚はないけど同じ力があることを知るの。
好奇心から、愛に変わった厩戸の王子の気持ち!
でも毛人には想い人ができて・・・・。
厩戸の王子の叶わない恋心が読んでてせつないのー!
もう胸がぎゅーってされる!!!
んで、また毛人の前だと冷静沈着で大人ぽい面と違って、年相応の子供な面を見せるからまた!!!
ずっとギューーーって!!む、胸がぁあああ(>_<)
で、毛人なんだけど好きな女性ができるとなんで男ってダメになっちゃうのー!
もうせっかくの厩戸の王子の助け舟をも見事にぶっ潰して墓穴掘っちゃう場面もあったし!
最初は毛人ってすっげーイイ奴!って思ってたんだけど、想い人ができたらダメ男みたいになって。あ゛ぁ´ってなった(笑
最後の時に厩戸の王子に『俺と布都姫(毛人の想い人)どっちをとる?』って聞かれた時に姫を取ったの。
その気持ちはわかるし、王子は可哀想だけど毛人にとってはすっごい幸せだったと思う。
だから許すよー!だって毛人はノーマルなんだもん(><)
毛人が布都姫と幸せになった後、厩戸の王子にもお嫁さんができたの。
もともと2人いたけどね!
そのうちの一人の幼妻が、厩戸の王子の母親にどことなく似てるって気付いた毛人。
その瞬間毛人もショック受けてたけど、ウチもショックうけましたぁ!
それほどまでに、母親の愛とかそういう自分に向けられる愛情が欲しかったのか!って(泣)
欲しかった愛を持ってる2人に拒絶されたんだもんね・・・・あぁそれで、終わったのがせつない!
最終回が野望を語り聞かせるところで終わるの!そこで終わるの!!!って叫んでしまった。
その後は、厩戸の王子と毛人の子供たちの話。
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